初めての人身事故

まだ学生の頃の事です。自分の車を始めて手に入れて(ちなみにシビック?年型)嬉しくて毎日のように乗っていました。

家庭教師のバイトで帰りが遅くなり、夜10時頃だったと思います。田舎道の十字路でその事故は起こりました。

私は時速60kmくらいで走っており、その道はよく通る道でしたので普通に運転していました。その道と交差する十字路があるのは知っていましたが私が走るのはいわゆる優先道路で、その十字路では相手の車が止まるはずという認識がありました。いくつか住宅が建っており私からは相手の車が見えずに交差点のほぼ真ん中で出会い頭に衝突してしまったのです。

わたしのシビックはボンネット部分がほぼ半分つぶれてしまいました。幸い私もシートベルトをしていたので怪我もありませんでした。相手は仕事帰りの主婦の方でしたが、特に大きな怪我はしていなかったようです。

私自身も初めての事故で、気が動転していましたが、警察を呼んで事故処理をしてもらいました。任意保険には入っていたので、特にその場では示談などはしませんでしたが、警察の人にはこちらが優先道路ですよね?という訴えだけはしました。車は自走できなかったのでそこにおいて友人に迎えにきてもらい、大学の寮に戻りました。

修理代は相当かかりそうだなあとは思っていましたが、相手も悪いんだから半分くらいは修理代はでるかなあとかなり楽観的に考えておりました。

ところが次の日に、事故の相手の人に直接呼ばれて、その人の家に言ったのです。すると若干こわそうな感じのオヤジが居て、話を始めました。運転していた主婦の旦那だったのですが、○○通運のトラック運転手だったのです。

私は優先道路だったと主張したのですが、そのオヤジはそんな事聞く耳もたずで、そういう事を言うのなら人身にするぞ!といって脅してきたのです。

私は物損事故ですむものと思っていたのですが、本人が体の不調なりを訴えれば人身事故にできるんだぞと言ってきたのです。人身事故になった場合は罰金がその当時で10万ほどでしたので、それは学生にとってはかなりの負担でした。

相手はなにせプロの運転手ですから、会社には事故処理のプロがおり、あくどいアドバイスをしているのだろうし、そのオヤジ自身もかなりの知識をもっているようでした。なにも知らない学生だと思って舐められてるのがわかりました。

その場で私が何か言ってもまずいと感じ、それは保険会社を通して交渉するからと言いその日は帰りました。

後日保険会社の人に事情を話し、何度か交渉してくれました。ただ、最後は事故の当事者の意思が尊重されるため、人身事故扱いになってしまうようでした。保険会社の人も、ちょっと相手が悪かったと言ってくれました。結局は人身事故にはせずに物損事故となったのですが、常識的に考えるとかなり不利な過失割合にせざるを得なかったのです。確か9:1だったと思います。

当然自分の車を修理する保険金もでず、そんなお金もなくシビックは廃車になってしまったのです。

保険会社の人もがんばってくれたのですが、どうしようもなく、私に勉強代だと思って我慢するしかないねと慰めてくれました。

お金もなく、知恵もない私は非常に悔しい思いをしました。将来は絶対そういうのに負けない力をつけてやるんだと思ったのを覚えています。

今思い出すと、多少はったりをかましながら強気に交渉すれば別のやり方もあったなと思うのですがいまさら仕方ありませんね。

教訓としては、事故の相手が、運送関連の人やその家族だった場合は、事故処理に長けたやり方をしてくるので、注意が必要という事ですね。もちろん良心的な人もいるとは思いますが。。。

もうひとつは、学生だった当時は車両保険に入るなんてできなかったので痛い目を見ましたが、車両保険に入っていれば過失割合がどうであれ自腹は切らなくてすんだということです。

  

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